公私ともに疲れ果てていたので作業は山積みなのですが気分転換にプチ旅行です。
ちょうど岩内町の「タチカマ」が旬なので買いに行きました。
朝7時半に家を出て・・・土曜日だったせいかさくさくと進んでいきました。
帰りに通るかどうかわからないので先にお土産を買います。
共和町小沢駅前にある「末次商店」で「トンネル餅」を購入します。
これがトンネル餅です。
生和菓子です。
開けるとこんな感じで求肥ですね・・・すあま?
ものすごく柔らかくて優しい甘さでとにかくおいしい。
ちなみに深川のウロコ団子とは別物です(あちらは固めでもちもちしている)。
さてせっかくですので小沢駅も見学します。
昔の苗穂駅を彷彿とさせます。
渡り廊下には共和町の観光名所が掲示されています。
ようやくと岩内町です。
道の駅で地図を貰ってタチカマを買いに行きますがまずはお腹が減ったので朝ごはんです。
・・・夏場は7時から定食屋が営業していたと思うのですが冬は普通に11時からなんですね;
朝から営業していておいしいものといえば「吉田蒲鉾店」の「カマボコバーガー」です。
普通に揚げ蒲鉾を購入できますが、店内で食べることもできるようです。
これです。
中にチーズの入っている蒲鉾にパン粉をつけて揚げてあり(gyorokkeと中身だけで売られているのもある)タルタルソースとレタスが挟まっています。
これが非常に美味でして、よく考えれば当たり前なんですが揚げ蒲鉾にタルタルソースがものすごく合うのです。
1個480円。
吉田蒲鉾の気さくなお姉さんに教えてもらったお店「魚吉」でタチカマを購入。
タチカマ(たつかま)はスケトウダラの白子を塩水で練って煮たものなんですね。
全て手作業。
12月~2月の限定品、しかも漁にもよるし日持ちもしないので幻の食べ物なんですね。
食レポは後程。
目標があっけなく達成できてしまったのが朝の10時ですよ・・・。
このまま帰ってしまうのは勿体ないし、そういえば長万部の浜ではまだキリガイダマシが拾えるんだろうか?と思い立ち車を走らせました。
長万部凄いです、積雪ゼロですよ・・・ここだけ春。
しかし吹く風は刺すように冷たいのです。
早速浜を歩きます。
貝ラインはホッキとホタテばっかり・・・たまにツメタガイ、タコノマクラ、マテガイ。
陶器片もシーグラスもあまり見当たらないです。
そして写真中央部にありました!エゾキリガイダマシです!
なかなか完品には出会えないのです。
そして拾える場所もピンポイント。
一番形の良いものだけ持ち帰ります。
レトロな内観、正に「駅前食堂」の雰囲気。
今日は奮発してチャーシュー麺(780円)にします。
鶏ガラとグルソーの醤油スープに中太麺、なると、メンマ、ネギ、そして豚ロースの食べ応えのあるチャーシュー。
店内が寒いのでレンズが曇ってしまいました;
マイカーの廃墟好きディーラーの店長に「あそこは行ったかい?」と言われていた廃墟がそういえば割と近いところにあったなーと思って行ってみます。
これから探索するぞ!というときに同業者に遭遇しました。
同性ならば軽く挨拶して撮影続行だったのですがそうではなかったので今回はあきらめました。
廃墟探索は生身の人間が一番怖いです・・・。
もう本気で体が冷えたので温泉に入らなければなりません。
帰り道でいくつか候補はあったのですが、「二股ラジウム温泉」はかれこれ30年前に行ったきりだったことを思い出し改築してから行っていないので訪問することにしました。
行ってみると、昔どんなだったか思い出せないという;
ドームが見やすかった気がするので多分それを遮るように客室を増やしたのではないですかね?調べていませんが。
昔は混浴しかなかったはずなんだけど(記憶が確かなら脱衣所が別で廊下の先で合流していたような)、今は脱衣所も内風呂も専用がありました。
大浴場と露天は混浴だそうです。
しかしお湯が・・・こんなにぬるかったかなー(多分38度くらい)。
温まるどころか寒くて風邪をぶり返したわけなんですが・・・。
浴場に自噴している炭酸水が蛇口から常に流れていてそれがすごくおいしかったです。
洗い場はあるけれど洗い場専用の浴槽から桶で汲んで洗うタイプ。
この手の温泉では当然、石鹸などの備え付けはありません。
湯治客の話もなんだか希望のない愚痴や健康に対する不安ばかりですごく嫌だったし、とにかくお湯がぬるすぎるのがね。
そしてここは入浴料1100円。
この値段ほどの価値はありません。
高すぎです。
しかも入浴後ものすごい疲れが;
同じラジウム温泉なら日本海側は島牧村の「モッタ海岸温泉」の方がはるかに良いです。
なんとか頑張って家にたどり着きタチカマを食します。
これですね。
三個入りで900円~1200円くらい(製造元が同じなのになぜか店によって値段が違う)。
この製造元も岩内には何か所かあり塩加減がみんな違うので食べ比べるもの面白いです。
まずは刺身にしてわさび醤油で頂きます。
バターで焼いたのも頂きます。
タチカマ自体がしょっぱいのでバターだけで充分おいしい。
私はこちらの食べ方がお気に入りです。
旬の味を頂き幸せでした。
こんな感じの私の気分転換日帰り旅行でした。